2006/11/09

ビリー・ジョンイル

 ゴダイゴのみなさんと仕事をする。
 個人的な意見を最初に言えば、もっともっと、評価が高くて然るべきバンドだと思う。
 70年代後半に「世界」を視野に入れ、実際チャートインを(それも複数の国で)果たした日本のバンドなど他にはない。
 
 仕事はいろいろとトラブル続出だったが(恐らく、二度と体験出来ないかも、というものも含め)、出来上がりは“間違いない”!
 来年初頭にも世に出るので、お楽しみに。

 ミッキー吉野さんとは、少しだけ以前にも書いたが、先月上旬にお会いして話をした。とても繊細な方だという印象を抱いた。
 タケカワユキヒデさんとは、もうかれこれ10年以上、印象に残る仕事をご一緒させて頂いている。実は一昨日、この仕事についての微妙なズレを修正すべく、直接お会いした。どんなに時代が進んでも、直接会って話すことが、コミュニケーションの基本だ。
 スティーブ・フォックスさん、トミー・スナイダーさん、浅野孝巳さんは初対面。それぞれが他にはない雰囲気をお持ちだ。

 仕事する時、仕事相手の半生や才能に対し、常にリスペクトを抱いて対峙する。
 時にはその影響で、出来上がりとの狭間に苦しむときもあるのだけど、やはり「一瞬は永遠より雄弁」。
 その一瞬を噛み締めるのが人生なのだと思う。

 なんてこと考えつつ...
 全く関係ないけど、70年代から活躍する、「北」で大人気のシンガーソングライターで1つ。

「ビリー・ジョンイル」

 
 

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2006/11/04

長腸夫人

 親しくさせて頂いているK音楽事務所のSさんからのお誘いで、渋谷のオーチャードホールに、パリ・シャトレ座の「レ・パラダン」を見に行く。
 いや、これは見ないと損ですよ!

 個人的にオペラは大好き。
 ウィーン、ブダペスト、リスボン、ローマ、ナポリ、モスクワ、セントピーターズバーグ、パリ、ロンドン、ニューヨークメトロポリタンなどなど、世界中のオペラハウスには、時間さえ合えば出かけている(スカラ座は2回行ったが、2回ともショーペロ=ストでした...)。
 アバンギャルドな演出のオペラも何度か見たが、どうも解釈が乖離しすぎていて、それなら暗黒舞踏とか見たほうがいい感じだったことも少なくない。

 でも、これは違う。まだ3日間あるので、是非行ってほしい!
 中継はないと思いますよ。
 何しろ、全裸の男女もご登場で、ご開帳もいいところなので...よく丸出しOKですね、日本で。
 
 会場で別のクラシック音楽事務所・JアーツのWさんにお会いしたら、ワークショップに参加してきたとのこと。
 そうやって体感出来るのも、とてもいいですね。

 でも、日本に数多く生息するクラシック原理主義者が、ヒップホップを採り入れた演出を勘違いして「いい」とか思わないでほしい。そのまま「ヒップホップとはかくのごとくあるべし」とかいう新たなる原理主義者になりそうなので。
 余談ですが、帰り際、江川紹子さんから会釈されたと思ったら、K音楽事務所のH瀬さんでした...

 そんなこんなで、ビフィズス菌が活躍するオペラで1つ:

「長腸夫人」

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2006/10/24

納豆・キング・コール

 元・渋谷公会堂(えぇっっと、CCレモンホールでしたっけ...)の、PE'Zのコンサートに行く。
 凄いパワー!その上、燃え尽き方が潔い!
 オーディエンスのための名の下に、延々、ダラダラと続くライブが多すぎ。そう思いませんか?潔いことは素晴らしい。アンコールなく演奏を終え、メンバーが去って行ったとき、客席も走り切っていたのを感じる。
 そうそう、それだよ!思いや情熱を短い時間の中に込めるのは素晴らしい!と思いながら、雨の渋谷の街を歩いてた。

 PE’Zのリーダー・大山さんは、私が20年近く前の一時期を過ごした茅ヶ崎出身。あの当時の、寒い空気を引き裂くような初日の出は、いまだに忘れられない。これも縁かな、なんてこと思いながら、和食好きの大ミュージシャンということで、1つ:
 「納豆・キング・コール」

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2006/10/14

まぁ、どんな?

 melody.と仕事する。
 HPなどを見ると「フェロモン&セクシー系」の匂いが漂ってくる。
 勿論、美人だし、華がある(というか、モデルとしてならあり過ぎる)。
 モデルはどこか「私たちにも近づける!」という親近感が必要だけど、その域は超えている。
 野球で言えば、読売の上原なら「なれるかもしれない」と思うかもしれないが、現・西武の松坂なら「それは無理...」と諦めるのと同じような感じ。
 幸いか生憎か、日本のサッカー選手で同様の衝撃を感じた選手は、まだいない。

 さておき。
 melody.は、とてもマジメ。
 朴訥とした雰囲気すら漂う。
 仕事は全て英語。
 ハワイで生まれ育った彼女のmother tongueは英語なのだ。
 日本でずっと仕事している影響なのか、ウイットの効いた「オモロいこと」を英語で言えない自分が悲しい。
 ちなみにmelody.は本名。
 ご両親の願いの深さが込められていますね。

 melody.は「日本と世界との架け橋になりたい」と言っていた。
 高い志。
 それを叶えられるかどうかは、彼女自身だけでなく、周囲が支えるか否かという、日本の人々の度量にかかっているのだとも思った。

 などと考えながら、志の高いギャグ(すいません。早速訂正...)で1つ:
 melody.もファンだという女性歌手はどんな感じ?

「まぁ、どんな?」

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2006/10/11

マギー珍事

 仕事場の廊下で、ピーター・バラカンさんとバッタリ出会う。
 いささか急いでいたので長話は出来なかったが、久々に歓談、というか立ち話した。
 共通の知人である三上敏視さん率いるmicaboxのロンドン公演に、バラカンさんが家族で行った話も出る。
 感想は「とても妙だった」。
 まあ、わかるような気もする...
 とてもにこやかで、機嫌良さそうだった。

 夜、池袋の東京芸術劇場へ。
 来年3月いっぱいで演奏者生活にピリオドを打つ、オーボエ奏者の宮本文昭さんと都響との最後の共演に招かれる。
 宮本さんとはかれこれ10年位、お付き合いさせて頂いている。
 最初に仕事した時、宇宙に興味を持っているという宮本さんに別冊宝島の宇宙の本をプレゼントしたのが始まりだ。
 温泉好きの宮本さんとは、津軽海峡を臨む露天風呂で共に長風呂したり、温泉情報を交換したりもしたこともある。
 昨日は愛娘の笑里ちゃんから「今回のブルックナーはとてもカッコいいです!」とのメールも届いていたので、汗だくになりながら駆けつけた。
 笑里ちゃんもオケにいるというので探したけど、席が遠すぎて見つからなかった。残念!

 それにしても、何と力強いのだろう。
 最初から最後までフル・スロットル。
 リヒャルト・シュトラウスのオーボエ・コンツェルも圧巻だったが、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を指揮する宮本さんには、心底圧倒された。
 終演後、楽屋へ。固く握手を交わした。
 
 滅多にない力感溢れるコンサート帰りということで、1つ:
 滅多に出て来ないマジシャン

「マギー珍事」

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2006/10/05

どこでもポア

 ミッキー吉野さんと打ち合わせする。
 時に話が拡がりつつ、ミッキーさんの心の境地の穏やかさ、しなやかさに感嘆する。
 音楽家というより、思想家と話をしているようだった。
 
 夜、ワーナーミュージックのFさんに再度招かれ、BONNIE PINKさんのライブに行く。
 AXの時より熱気溢れ、スケールアップしていた。
 本当に音楽が好きなんですね、彼女は。
 雲間を突き抜けて青空の光線を一身に浴びているような感慨を得る。

 ところで、もう話題になっていると思うけど、C.C.レモンホール(「元」渋谷公会堂)って、いつになったら違和感がなくなるか、誰か予言する人いませんか?
 ゴツいロッカーや、渋いフォーク歌手や、派手な外タレが、「次はC.C.レモンホールで!ヨロシク!」とか言って、素直に「おぉ、クールだぜ!」て思える日が来るんでしょうか。
 確かにエントランスは綺麗になってましたが、まるで浴場だけリニューアルした温泉旅館みたいでした。

 名前は大切ということで1つ:
 あったら怖いドラえもんの道具。

「どこでもポア」

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2006/09/30

防音・ジョビ

 元スクエアのサックス奏者・本田雅人さんらが我が家にやって来る。
 本田さんは、数日前に腰を傷めてしまったらしく、到着早々、我が家の近くの整骨院へ。

 その間に、他のメンバーと飲み始める。
 秋の午後、3階のバルコニーから遥かに川や丘陵を眺めつつ飲むワインは最高!
 初挑戦の「屋外しゃぶしゃぶ」も絶品!
 「野外BBQ」はたまにやるけど、しゃぶしゃぶもかなり良い。

 夕焼けに郊外の風景が包まれる頃、本田さんが戻ってくる。
 まだ痛々しい感じだが、少し良くなったとのこと。
 2回目の乾杯をして、肉や野菜を次々としゃぶしゃぶ鍋に投入する。
 不覚にも、久々のワインが廻ってしまい30分程意識不明になったが(寝てしまった...昔から酒を飲むと、しばしば寝てしまう...)、とても楽しい時を過ごす。

 それにしても、秋の空気が心地よいこと。
 また是非、「屋外しゃぶしゃぶ」やりましょう!

 そうは言っても、自宅で演奏は出来ないということで、1つ: 
 騒音を出さないロックバンド

「防音・ジョビ」 

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2006/09/27

デーブ・インパクト

 恵比寿のリキッドルームで開かれた、高橋幸宏さんのライブに行く。
 いろいろあって2時間程遅刻したら、ちょうど幸宏さんの登場。
 ハッキリ言って、今年最高のライブの1つ。いや、最高でした!
 YMOは、クラシックしか家の中で流れてなかった子供時代に(親父がオケにいたので...)、その道を大きく外すことのきっかけとなった存在。
 幸宏さんの紡ぐ音楽を聴いていると、ゆったりと心地よい空気と時に包まれた気がした。

 という余韻の中で、1つ:
 すぐにダジャレを言う競走馬

「デーブ・インパクト」

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2006/09/24

やしきたくしん

 山中千尋さん、レナード衛藤さんと、同じスタジオで続けて仕事する。

 山中さんは言わずと知れた“美人”ジャズピアニスト。勿論、腕前は極上。その上、英語ベラベラな上に、とてもユニークで「いいキャラ」をお持ちの方だ。
 アメリカ人のドラムスとベースを従えての「八木節」は圧巻。まだ真っ昼間なのに、バーボン・ウィスキーをロックで飲みたくなる(※勤務中なので、我慢しました)。

 一通りその仕事を終え、転換を終えると、続いては太鼓奏者のレナード衛藤さんの登場。レナードさんはここ3年位、折に触れて連絡を取り合ったりしているのだが、実は仕事するのは初めて。
 大太鼓を生音で聴いたことのある方は解ると思うが、空気の大きな振動を体感する。今度は一転、美味しい日本酒を飲みたくなる(※繰り返しになりますが、勤務中なので...)。

 まるで、昼夜入れ替わり制の極上ライブハウスのような一日。
 それから、偶然、村治佳織ちゃんにも会ったので、そのまま「三部作」も出来たかも。
「そっちの仕事が終わったら、こっちに来てよ!」と声をかける。 

 余談だが、帰り際、偶然、これから仕事に向かう石田純一さんも見かける。全く知人ではないので、反射的に一方的な会釈をして職場を後にした。

 家でニュースを見ると、タイの首相が所在不明になってるということで、1つ:
 失脚したタイのTVパーソナリティー:

「やしきたくしん」

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2006/09/19

苦情

 アーカイブス・ネタ、3連発。

○「渋さ知らズ」と仕事した。
 打ち合わせでは滑らかだった“ダンドリスト”不破大輔さんだが、本番では見事に無口に...
 それにしても、大人数での圧倒的なパフォーマンスは、本当に凄い!「ファッションまで含めて音楽」と思う私だが、白塗りダンサーズに「おっぱい出してもいいですか?」と聞かれるとさすがに「それだけはご勘弁を...」と答えた。考えてみれば、ヌードの肉体も完璧にファッションですね。

○「デーモン小暮閣下」と仕事した。
 う...
 これは長くなるので、またいつかということで。
 頭のいい方、じゃなくて悪魔です。

○「GANGA ZUMBA」のライブに行った。
 熱気が凄かった。
 昨日のブログでもご出演頂いた佐藤剛さん曰く「こういうバンドを作りたかった」とのこと。
 好きな食べ物を机の上に全部並べて、一気に食べたような感覚でした。
 関係ないですが、最近、食べ放題はもはや元を取れませんね。歳かな...

 てなわけで、今日、スタッフでもないのに、車(送迎車)までデーブ・スペクターさんを送ったということで、1つ。
 文句ばかり言われる外車(残念ながら、私の愛車でもある。本当に壊れやすい!それも「床が剥れた」「水が漏れた」「配線が切れた」とか、そういう些細なのばっかり...):
「苦情」
 
 

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2006/09/17

うえ、臭ぁ...

 ここ数日、本当にいろいろあった。
 まあ、そういうときがあるから、人生は楽しいのかもしれんが。
 ということで、今日は、アーカイブス・ネタと昨日ネタ。

 ♪あれは先月の末...
 丸の内のライブハウス「コットンクラブ」に、渡辺香津美さん率いるエイジアン・スーパー・ギター・プロジェクトを見に行く。
 遅れて入ると(いつも遅刻してすみません。何しろ「遅刻子女」なもので...)何故か最前列に座る羽目になり、ひたすら照れ臭い。そういえば、いつもライブやコンサートは後ろの方なので、こんなに前なのは久々。
 内容は、兎にも角にも超然絶技。素晴らしいの一言!
 アンコールでタケカワユキヒデさんが登場。香津美さんのエレキ・シタールで「ガンダーラ」を歌う。美味しい1ハーフ。
 実は、♪あれは5年前...、この2人を、北海道のとんでもない山奥で引き合わせたのは、私だったりする...
 その後には「ご紹介」だけで、村治佳織ちゃんも登場。このトリオと一緒に韓国ツアーに行くのだという。5月に一緒に仕事したときよりスレンダーになり、綺麗になっていた。
 腕の怪我も快癒して、吹っ切れたのでしょう。楽屋に行く道すがらにいろいろと話をしたら、本当に明るくなっていた。「ロンドンから帰ってきたばかりなんです」と言っていたけど、次のアルバムは期待ですね。

 それから、家の方向が一緒の、タケカワさん、娘さんのあいちゃん、マネの宮本氏とタクシーで帰宅。雑談が、楽しかった。

 ♪そして数日前。
 「下北沢に店を開いたので、そのオープニングパーティーにいらしてください」と、ムーブメントの佐藤剛さんからご招待を受ける。
 これも例によって、仕事で大遅刻。その上「下北ダブルブッキング」でCABE BE経由で行くこととなる。
 とっても遅れて到着すると、宴たけなわ。
 梅津和時さんの姿も見えたので、一休みしてから足を運ぼうと考えていた矢先、何故か仕事の電話が鳴り止まない。
 しまいにはどうしても私自身がいないとダメな状況になり、受付の方に「すぐ戻りますから」と言付けて現場に駆けつける。その現場を離れることが出来たのは、朝の4時...
 翌日、佐藤さんに無礼をお詫びするメールを、本番の合間に粛々と打つ、私でした。
 お店は下北らしからぬ(!)とてもファンタスティックな雰囲気。今度は携帯の電源を切って、伺います。

 ♪そして昨日...
 打ち合わせでmelody.と会う。
 一言で言うと「ど根性娘」。ハワイ育ちで、英語が母国語の彼女に「ど根性」の意味を英語で伝えるが、ニュアンスまでは伝わらなかっただろうな。
 以前に見かけたときより、とても綺麗になっていた。
 女性は内面が充実すると、外見まで輝き出すのだなと実感。

 そんなこんなで1つ...
 体臭のキツイ容疑者

「うえ、臭ぁ!」
 

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2006/09/12

ちょい猿オヤジ

 今年のアーカイブス、第2弾。

 いまをときめくBONNIE PINKと仕事した。
 打ち合わせの際に感じた率直な思い。彼女はとても繊細で、頭のいい女性です。英語もペラペラ(京都出身で、大阪教育大学卒)。
 音楽界でこのような感じの「タレントのある方」が能力を発揮するには、周囲の理解者と、本人の「外堀・内堀を固める」意識が必要なのでしょうね。髪がピンクだった時代の彼女の姿を思い浮かべながら、1時間位の時の中で、そんな感慨に耽ってました。
 「A Perfect Sky」のヒットおめでとう!
 ちなみに12日にShibuya AXでライブがあるので、私は行きますよ!

 ※この「クールギャグ」は本文とは関係ありません。また、私の親友のデーブ・スペクターのコルベットが焼けたことについての取材もお断りしていますが、コメントは出しますよ。

 イケテないオヤジの総称ということで、一つ。

 「ちょい猿オヤジ」

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2006/09/03

不義理よ今夜も有難う

 すいません...
 更新するのをすっかりサボっていて。昔から、瞬発力はあれど、持久力には乏しいタイプだったので...
 ということで、思いっきりアーカイブの話から、少しずつ記していきます。

♪あれは半年前...

 山下洋輔さんと、濃い仕事をする。
 山下さんの日本の音楽への関心は、とても深く、さすがに視点が凄い。いま、一番注目している日本の音楽は「お神楽」だという。
 「お神楽」は日本のダンスミュージックのルーツ。そう、日本は知る人ぞ知るダンスミュージック大国だということを忘れてはいけない。
 諸々あって、仕事は結構押してしまい、夜中までかかった。
 でも、疲れ一つ見せない山下さんに、深い感銘を受ける。
 そうか、神楽か。その目の付け所は、鋭い感性としか言いようがないですね。

 ということを含め、ちゃんと更新しますから、許してね、で1つ。
 いまの気持ちを歌にすると

「不義理よ今夜も有難う」
 
 

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2006/02/01

ナリー・キング・ショー

 デーモン小暮の邦楽維新Collaboration「青山本場所」を見に、青山円形劇場へ行く。

 最初に“閣下”の邦楽維新に足を運んだのは2年前の「横浜冬の陣」。
 このシリーズのプロデューサーでもある三橋貴風さんのお誘いで伺った。黒船バンドの奇想天外な演奏と、閣下のサービス精神溢れる進行、何より確かなサウンドに感銘を受けたものだった。

 今回は英語での朗読があるという「開国の巻」。
 全編英語なのか!?の期待を胸に開演を待つと、閣下の「カゲナレ」で、公演のあらましが英語で語られるが...尺が長すぎて途中でBGMが終わる...ナハハハハ!

 今回は黒船バンドがおらず、一部はデーモン閣下と三橋さんと、筝の吉永真奈さん(Rin’のメンバー)、高橋佳子さんの出演。閣下の「蜘蛛の糸」の英語版の朗読は聴き応えがあった。
 二部は三橋さんと、筝の2人に、久本桂子さんを加えて、現代邦楽の演奏。アンコールで閣下が再び登場し、筝のアルペジオによる「Sound of Silence」。これはかなり個人的にはのけぞった。途中から、普通の日本語のステージに戻ってたけど。

 閣下と三橋さんの話が「長面白」く、3曲+1朗読なのに、2時間30分を超える長丁場となった。三橋さんの英語も流暢だし、閣下の博学ぶりは流石。
 邦楽も構えずに自由にやれば、私のような「邦楽般ピー」にも入りやすい。
 今度は「黒船バンド」がいる時に、また足を運びたいな。

 ショーと言えば、ホリエモンが出たがってたCNNの名物プログラムということで、1つ:

 「ナリー・キング・ショー」

 

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2006/01/30

ライブ・ポア

 渋いコンサートをハシゴする。

 まずは紀尾井ホールで行われた本條秀太郎さんの「端唄」。
 本條さんと親しくさせて頂く前は、伝統邦楽(あまりに茫漠とした言い方ですが...)は全く知らなかった(いまでもあまり詳しくないけど)。
 でも、「端唄」のように粋な世界が見えてくると、そこから伝統邦楽の魅力も見えてくるような気もする。
 これは私見なのだが、西洋古典音楽が「法治」的な要素が強いのに対し、日本古典音楽は「人治」的な側面が強いように感じる。だからこそ、属人的な面が音楽にとってはしがらみになる場合もあることは確かだけど。
 でも、ちょっと視点を変えれば、伝統邦楽は豊かな音楽として、もっともっと世界にアピール出来るのではないかなとも思った。
 本條さんは本條流の家元でありながら、アバンギャルドな試みも次々と企てている。その姿勢が具現化されたステージに感銘を受ける。最後は赤坂の芸者さんの踊りまで登場し、実に「粋」な気分で会場を後にする。

 それから葉山のカフェ「もうひとつの風景」に足を延ばし、高橋悠治さんと斉藤晴彦さんの「冬の歌」(シューベルト)を聞く(東京公演に行き損ねたので...)。
 先程、西洋古典音楽は「法治的」だと書いた。それも真理の一端だと思うが、演奏者や歌手の「heart&soul」があれば、ダイレクトに心に届くことを痛感する。ひょっとしたら、「リズム・メロディー・ハーモニー」を正確に音色化することに拘泥するというように、西洋古典音楽を「法治的」にしてしまったのは、原理主義的な日本のクラシック界(の一部の方、としておきましょう)かもしれないですね。
 やはり、音楽は「heart&soul」が、何より一番大切なのですよ。うんうん。
 
 客席には小説家でありスポーツライターの玉木正之さんの姿もあった。玉木さんには10年位前に、島田雅彦さんと2人で「オペラについてひたすら話す」という仕事をお願いしたのだが、その当日に不慮の事態(時限スト)があり立ち会えなくなったという笑い話だが笑い難い思い出がある。 
 それにしても、葉山の「もうひとつの風景」は、面白い空間。客席との距離感も絶妙だし、楽屋が中二階で様子が丸見えというのもユニーク。個人的には、ステージやホールだけが音楽をプレゼンテーションする場ではないと確信しているので、こういう「場」は大好きだ。

 渡辺香津美さんや、山下洋輔さんも、近々ここでライブをやるらしい。
 実は昨日、風邪気味だったので、電通のIさんに誘われていた山下洋輔さんと立松和平さんのトークセッションをキャンセルした。その代わりという訳ではないけど、ここでやる山下洋輔さんのライブに来てみたいなと思った。
 湘南育ちなので、ここら辺の空気は身体に合ってるし!
 終演後、悠治さんに挨拶し、逗子駅行きのバスに乗った。134号線を走ってたら、何故か、イルカの「海岸通り」のメロディーが頭を過った(トシですね...).

 そんなこんなで、遅ればせながらホリエモンのネタで1つ:
 成仏した会社

「ライブ・ポア」

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2005/12/30

ハン・ガック

 本條秀太郎さんの忘年会に行く。
 本條さんは、三味線・本條流の家元。芸術選奨文部科学大臣賞にも輝いた、邦楽・民謡界の重鎮の一人だ。邦楽・民謡系で革新的なお願いをするときは真っ先にご連絡し、毎回、濃い仕事をご一緒させて頂いている。

 本條さんの個人的な忘年会は、本條さんの気の置けない方々が勢揃い。その中の1人に含めて頂き、光栄の至り。
 他の顔ぶれは、いずれ人間国宝になられるような方だったり、舞踊や邦楽の師匠だったり、全員、一国一城の主の方ばかり。ギョーカイの片隅で粛々と生きる私は、かなり異質である。
 とはいえ、呼んで頂けるのは嬉しい限り。今年も、有難うございました。

 家に帰って、録画してた「大長今(チャングム)」の最終回を見る。別に毎回見てる訳ではないのだが、一応、話の種に、結末だけは見とこうかな、と。
 普通にハッピーエンドだった。

 チャングムの養父の名前は「カン・ドック」ということで、1つ:
 チープな韓流スター

 「ハン・ガック」
 

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2005/12/28

幸楽歌合戦

 細野晴臣さんの新バンド「東京シャイネス」のライブに行く。
 史上稀に見る、おかしくて(!?)、そして深いコンサートだった。たぶん、2度とないだろうな、こういうのは。知り合いのミュージシャンも多数出演していたのも、とても嬉しかった。
 ある事情(...)で「風をあつめて」が2回聴けるなど、時代が生まれる瞬間を目撃してしまった感じだった。
 ごった返していたので楽屋に挨拶にも行けなかったが、とても心地よい余韻を携えて家路に向かった。

 年末ということで、1つ:
 TBSに出前をしているラーメン屋の年末恒例行事

 「幸楽歌合戦」

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2005/12/25

舞妓・ジャクソン

 クリスマス・イヴを、サックス奏者の本田雅人さんらと、河豚を食べて過ごした。
 旨かった!
 本田さんとは、実は一度も仕事したことないのだが、親しくさせて頂いている。本田さんはとても面白い上に、素晴らしい人柄の方。 
 河豚と酒で本田さんはダウンしてしまったが、残りのメンバーで四ツ谷のイグナチオ教会のクリスマス・ミサに行く。
 厳粛だけど、お祝いの雰囲気。
 大きなクリスマス・ツリーもいいけど、たまにはホンモノのミサもいい。
 
 若い頃はクリスマスは虚栄の匂いがして(バブル期でもあったし)「キリスト教徒でもないのに、商業主義に踊らせられて」とか思ってた。実際はクリスマスと正月は寂しくて仕方ない人も多いしね(世の中も動かないし)。
 でも時を重ねると、そういう浮かれた時間も、年に何回かは予定調和的にあった方がいいかもしれないような気もしてきた。

 話は変わるが、ここ数日、マレーシアから帰って以来、コンサートなどに招かれ続けている。有難い。
 22日は東京国際フォーラムAでの日韓友好年(国交正常化40周年)の最終イベントに足を運んだ。フォーラムCで坂本龍一さんのピアノコンサートがあったので、そっちに入りそうになったけど...
 指揮は下野竜也君。札幌時代に出会い、2年前には尾高忠明さんが主催されたウィーンでの宴会で再会し、どんちゃん騒ぎを(個人的に)した。彼はホンモノ。志を感じる。
 まだウィーンのアパートは借りたままなのかな。
 アレンジは藤野浩一さん。藤野さんがインビを用意してくださった。
 藤野さんとも、仕事は殆ど一緒にしたことないんだけど、器が大きく、その器の中に匠の技が憎い位に散りばめられた音世界は、鳥肌を誘う。あまりに匠過ぎて、解り辛いところが難なのですが...たまに一緒に飲むのはかなり楽しく、嬉しい。
 このコンサートはてんこ盛り。ユーミンまで登場した。

 スポンサーはサムソン(三星)。違和感なく韓国企業が冠のコンサートが開催される時代になったことは、大きな流れだと思う。
 あまり気持ちのいい話ではないけど、あえて書く。
 私は尾張藩の家臣の末裔で、祖父は海軍兵学校を出た海軍将校。つまり、日本人。
 でも、隣の国の言葉や文字にごく自然に関心を持ち、ハングルの母音が読めただけで、そう遠くない昔、会社のアホな先輩から「お前は半島の人間か?....」という言われなき侮蔑の言葉を浴びたことがある(勿論、アホに何言っても仕方ないので、放っておいたが)。
 隣の国といえばロシア語も読めるが「お前はロシア人だろ」と、そのアホは言わなかった。
 個人的には、韓国には4回足を運び、韓国・朝鮮人の友人・知人もたくさんいる。ソウルで居候してたこともある。
 大体、国籍や人種で差別をするなど、ナンセンス極まりない。人は「個人」。人種や国籍など関係なく、その個人を見てあげるべき。
 昔、スイスにいたとき、自宅近くで現地のガキ(私もガキだったが)に唾を吐かれたことがあった(その両親はすぐに謝罪してたが)。そういう1つ1つの不条理で理不尽な行為は心に残って、ねじくれていく。
 そんな記憶が隔世の感になりつつあることを喜びつつ、東フィルの音色に浸っていた。

 23日は塩谷哲さんの「Saltish Night」に伺う。
 いつもながら、中野サンプラザという大会場なのに、アットホームな雰囲気。
 塩谷さんは、5年前に、雪深い北海道深川市で、吉田美奈子さんらとの共演をディレクションした。夜、宿に行くと、浴衣姿の美奈子さん(これは貴重でしょ!)を拝見させて頂いたりもした。
 繊細なピアノの音色に酔いしれる。

 そんなこんなで、芸者には雪が似合うということで、1つ:
 映画「SAYURI」(英語だと「Memories of Geisha」って言います)にチョイ役で出てた世界的スーパースター

 「舞妓・ジャクソン」
 
 

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2005/12/01

チゲナベイビー

 東芝EMIのKさんに招かれ、渋谷のクアトロにsaigenjiのライブに行く。
 ブラジルが好きなのが溢れてくる。本人が楽しんでいるので、オーディエンスも楽しんでいるのがよく解る。私も楽しかった!勝手に体がリズムを刻んでた。
 あとは英語の発音をもう少し頑張れば、ね。
 帰りがけに、同じくEMIのMさんと立ち話をする。実に久々だった。

 関係ないけど、クアトロやリキッドルームのようなビルの上にあるライブハウスには、1箇所、思い出の場所がある。
 それは、ソウルの江南バスターミナルの近く、三宝(サンプン)デパートの最上階にあったイベントホール風のライブハウス。当時、同じ大学の留学生だった韓国人の先輩の友人(韓国の裁判官・向かいが裁判所だった)から聞いて、よく解らないバンドの演奏を聴きに行ったことがある。
 最上階にはレストラン街もあり、ビビンバ食べた記憶も。
 その後、そのデパートは、過剰な建て増しが影響し、ある日突然崩落。多くの犠牲者を出した。
 そう。耐震偽造建造物の成れの果てと、同じ結末を迎えていたのだ。

 勿論、クアトロなんかとは何の関係もないけど、時節柄、不意に思い出してしまった...
 繰り返しになりますが、ライブは楽しかったですよ!

 韓国を思い出したということで、1つ:韓国のロッカーの常套句

 「チゲナベイビー」

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2005/11/24

落胆イーグルス

 飯田橋の居酒屋「ひろし」で開かれた、三上敏視さんの「神楽ジョッキー」に行く。
 三上さんはmicabox名義で活躍するミュージシャン。細野晴臣さんの(当時の)マネージャーH氏に紹介してもらった。札幌在住であることもあり、札幌時代からさまざまなことで相談にのって頂いている。最近では、細野晴臣さんとともに“東京シャイネス”というバンド(?)でも活動している。

 “神楽”と聞いてもピンと来ない人も多いと思う。
 簡単に言えば、神様と人間が一緒に飲んで、歌って、踊る儀式。
 パフォーミング・アーツの一種だと思って見るだけで、相当面白い。
 もちろん、歌や踊り、登場する神々など、その背景を知ると、自然や生命、宇宙などに対する先人の畏敬と畏怖の念が感じられ、益々、面白い。 
 だから、単なる伝統芸能の一種、例えば、「ド民謡」などと並ぶ「古臭いもの」として考えず、太古の昔から、その地に住む人々が想像力を駆使して作り上げてきた、奇想天外な“民衆オペラ”だと捉えて見ることを、是非、お薦めする。

 神々になりたい...と六本木ヒルズの住人は考えているかもしれないということで、1つ:うまくいかない野球チーム

 「落胆イーグルス」

 

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2005/11/20

鳥のオリンピック

 昼間、テレビで東京女子マラソンを見て、高橋尚子さんのゴールに泣く。
 元々、涙腺はとてもユルいので、映画館も必ず1人で行き、暗いのを幸いに泣きまくる。
 スポーツもまずダメ。放っておいても涙が溢れる。
 国立競技場のトラックでスタンドに向けて軽く左手を上げたところで、涙が止まらなくなる。ゴールした後、スタッフ・関係者全員に「ありがとう」と言っていたところで絶頂。普通は相手に労ってほしいと思うところなのに、一緒に苦労した相手を気遣うとは(涙)
 実は今年の初め、ある仕事で高橋さんにオファーをしたら「次のレースが終わるまでは受けません」との返事が来た。今度声をかけたら、引き受けてくださいね。

 夜、ユニバーサルミュージックのKさんの招きで、横浜BLITZの上原ひろみさんのライブに行く。
 生の演奏を聴いて鳥肌が立つことはたまにあるが、涙が出るのは珍しい。
 ちょうど、30年位前に初めて国際線に乗り、雲をつきぬけ、初めて上空から雲海を見た、あの感覚に似ている(涙)
 終演後、楽屋で上原さんに会う。素顔はとてもキュートな上原さんに「あまり泣かせないでください」と感想を伝えた。

 スポーツで感動する!ということで、1つ:インフルエンザが懸念される冬季五輪

 「鳥のオリンピック」

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2005/11/17

昇天

 草月ホールで、山下洋輔さんの“ニューヨークトリオ”のライブを聴く。
 いつもながら、鮮烈な音世界。至極の時間を過ごす。
 終演後、ご本人と挨拶し、気持ち良く夜の青山通りを歩く。

 その後、いつも行っているフィットネスクラブに立ち寄ると、サウナでスタッフのお姉さんがアロマの香りを振りまき、タオルで風を送ってくれるというサービスをしてくれた。
 うーん。今日は運がいい!アロマの香りと熱い空気が相まって、最高の気分。

 こんな日に飲まない手はない!とばかり、家の近所のスーパーで300円(!)のワインを買い、しみじみと飲む。
 そういえば、ボージョレ・ヌーボー解禁の日だっけ。今度、今日のような気分のいい日に飲んでみようっと。

 たまにはいいことがあるということで、1つ:天に上るような落語家番組

 「昇天」

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2005/11/16

無事テレビ

 溜池の東芝EMIで、打合せをする。
 『仕事』というと、ガッチリと固まったものをイメージするのが普通だが、私の場合は「まだ企画段階なんですけど...」というところから、信頼の置ける方に相談するところから始めることが多い。いわゆる「ブレスト」(『平泳ぎ』ではなく、『ブレーン・ストーミング』)である。
 思いがけず長居になってしまったが、雲の合間から挿す光みたいな時間を過ごす。

 帰り際、赤坂のTBSの側を通る。
 学生最後の年(大学5年生の時...ちなみに私は2つの専攻過程を経ていて、2つの学科の同窓会に入っている。価値はないけど)、TBSの入社試験を受けて四次試験まで通ったところでアクシデント(予期不能な完全な人災)が起こり、いまの会社に入った。
 当時、就職活動など殆どしなかったのに、他の企業からも内定を頂き、幾つかの選択肢はあった。
 正直に言うと、会社勤めは向いてないと思ってたし、いまだに向いてないと思う。大学院進学を勧めてくれた教授もいたし、「こうやって生計を建てられたらな」という思い(いま思うと稚拙だけど)もあった。
 ただ、それを打ち破り進むだけの「根性」も、「才覚」も、「自信や経済的な裏付け」も、その当時の自分にはなかった。「人間は制服を信用する」という心理学者の言を借りれば、中退でもいいから大学院という制服を纏えばよかったのかもしれない(まだ、その気になれば着れそうだけど...)。

 それぞれの岐路で、自分なりには悩んで、結論を出してきた。その1つ1つは最善ではなかったかもしれないけど、言い訳は出来ない。
 なんてね。本音を言えば、たくさん言いたいけど。例えば、「根拠のない自信」を振りかざし、うまくいかないと他罰に帰結出来る人を、心底、羨ましいと思う。俺だって、他人のせいにしたいこと、いっぱいあるよ!明らかに自分の責任ではないことも沢山ある。
 もっとズルければ、現世的な眼前の利益(具体的に言えば落ちている10円)は拾えたかもしれないし、他人の足を散々引っ張ることが出来たかもしれない。
 ただ、信頼している先輩が評したように「自分に優しく、他人に『無関心』」なんで...這い上がろうというコンプレックスの塊のような、才覚も能力も見る目も無いけど上昇志向や権威主義だけは強いというような輩とは、永遠に解り合えない。
 「お人良しすぎる」と評した別の先輩もいたなぁ...
 
 そんな愚痴を心で言いつつ、地下鉄で帰る。同じような言葉は、殆どの人の心に響いているに違いないと思いつつ。地下鉄が、コンテンポラリー感覚を得る場ではなく、息苦しく感じるようになったのは、いつからだろうと考えながら。
 階段を降りる前に見たTBS会館の跡地が、まるでグラウンド・ゼロのようだった...

 株の買収を仕掛けられた民放といえばということで、1つ:

 「無事テレビ」
  

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2005/11/15

ピート・丹前ト

 渡辺香津美さんらと、箱根の温泉に行く。
 まだアイディア段階なのだが、ある構想を持っている方がいて、それについてのブレストを実際に温泉旅館に泊まりながら行う...という、ちょっと曖昧で珍しい話。
 仕事5%、オフ95%という感じだったが、凄い料理と源泉かけ流しの温泉を堪能する。

 仕事の都合で到着は夜になった(17時に渋谷駅を出て、18時45分に箱根・芦の湯に着く)。そんなわけで、宿に入ったときは全く判らなかったのだけど、朝起きた時、寒い空気の中に広がる紅葉のパッチワークを見て、日本人であることの喜びを感じる。
 紅葉は世界的な自然現象であることは当然なのだが、露天風呂から眺める山野の美しいグラデーションなど、他に比類なきものなのでは?

 渡辺香津美さんは、ここ十年来、何かアイディアを思いつき、コンセプトやタイミングが合うと、最初にコンタクトを取る方の1人である。世界的なギタリストと作品を作ることだけでも嬉しいのだが、こうして温泉にご一緒するなど、光栄の極み。
 泊まった名門旅館の経営者の方は、筋金入りのバンドマン。ナマの香津美さんとブレストをしているだけで、まるで少年のように喜んでいるように、傍からは見えた。
 後で思い出したが、この宿は、昔、とある学生オケの合宿で泊まった。その思い出自体は、正直、いい思い出ではないのだが...

 “構想”の方はどうなるかわからないけど、アクションがなければリアクションはないので、考えたらどんなことでも実行を試みることは、悪いことではない。
 上手くいけば上々だし、上手くいかなければ別のことをすればいい。

 温泉とギタリストいうことで、1つ:浴衣と相性のいいギタリスト

 ピート・丹前ト

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2005/11/07

欽クス

 SHIBUYA AXのART SCHOOLのライブに行く。
 正直に言うと、初めて聴いたバンド。先入観は皆無。
 仕事柄、まずファン層を見る。テイーンエイジャーから20代がメイン。
 ミーハー風の人がいないんだよね。
 どんなバンドなのか、興味津々。続きはライブ後。

<ここがライブの間>

 聴いた。
 まず、演奏は上手い!曲作りにもセンスが感じられる。
 まだ荒削りだけど、のびのびとやって欲しいなと思う。
 ただ、ヴォーカリストのピッチが...コンディションもあったのかなぁ。

 10代の頃には、原宿のルイードや渋谷のエッグマンの常連だった。洋楽が好きだったので、それこそ弁当代を惜しんで、武道館や代々木のオリンピックプールにも足繁く通った(当時は東京ドームなかったし)。
 80年代終わりには松任谷正隆さんの主宰する「マイカ」に在籍し、バンドとオケを掛け持ちしてオーディションを受けまくったりしたので、当時から、音楽業界の「大変さ、あざとさ」は体感していた。

 とにかく出し惜しみせず、情熱や才能を「いま」にぶつけてほしいなと、今日は率直に思った...
 契約なんて、本当に冷たく無機質で、マトモそうな顔をしながら、実はエクスキューズだらけのものなんだから。
 特に、普通のティーンエイジャーにとっては、決して安くないチケット代だと思う。それを払ってまでも聴きにくる人があんなに多い(しかも優しい)のだから、前向きに頑張ってほしいな。
 
 どんなに技術革新が進んでも、人生は「アナログ」。
 全てがつながっている。
 そんなことを、大音量のライブハウスで感じていた。
 
 欽ちゃんバンド(!?)と球団に次いで(???)、欽ちゃんがロックに進出?というところで1つ:

 「欽クス」

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2005/11/05

ザ・失敗ダース

 草月ホールの、レナード衛藤さんのライブに行く。
 音楽はライブが一番だが、とりわけ太鼓は現場でないとその良さがわかりづらい。空気の振動が心まで伝わる様子は、まさに「体感」だ。
 レナードさんのライブはバラエティー豊か。振動の波に体を預けると、かなりいい感じになる。

 つい最近も書いたが、そもそも、20世紀前半まで、音楽はナマでしか聴けないものだった。録音して聴くなんてことは、有史以来の人類と音楽の付き合いの中で、ほんの短い関わり方だ。
 だから、音楽を「聴く」だけではなく、「見て、聴いて、体感する」という楽しみ方をすれば、DNAに刻み込まれた無意識の中の「音楽への反応」が呼び起こされ、音楽の新たな魅力が浮かび上がってくる。
 ボディソニックなど技術革新は目覚しいが、いまのところは、やっぱりライブ会場まで行くのが一番。もっとも、自宅まで一流ミュージシャンを呼べるネカチモ(←お金持ち)は別ですが。

 またもや音楽ネタで1つ:成功したことがないGSグループ

 「ザ・失敗ダース」
 

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2005/10/31

ミステル

 仕事柄、山のようなVC(ビデオ・クリップ)を、連日見ている。
 元々、ティーンエイジャーの頃は、TVKの「Sony Music TV」なんかが好きだったので、苦にはならない。むしろ、新しい才能と出会うことは本当に楽しい。
 MTVが出てきた頃、音楽が映像を伴うことには賛否両論だった。いまでも、センス悪い映像が付いていたりすると曲が台無しだし、歌詞なんか付けられた日には「余計なお世話」で、とっちらかっちゃって何が何だか解らなくなる。
 しかし、クリエーターが自己表現する新しいメディアであることは間違いなく、センスや才能を感じる多くの「作品」が次々と生まれていることは喜ばしいことだ。

 そんな中でも特にお薦めなのは、DVD「Director's Label」シリーズ。
 ジョナサン・グレイザー、マーク・ロマネック、スパイク・ジョーンズら、現代の映像クリエーターが手がけたVCの数々が収められている作品集なのだが、感涙モノである。
 特に心を打たれたのはU2のジャケ写でも知られているアントン・コービー。彼の映像を見ていると、人間の作り出した“作品”は、大自然の作り出した風景や風の香りなどと何ら変わりのない、五感全体を包み込む“美”であることが判る。

 日本のVCもレヴェルが高いものが多い。
 「MTV」「Music on TV」「Space Shower TV」などを、ザッピングしながら斜めに見ているだけでも面白い。特に、未知のアーティストが数多く登場する夜中がお薦めだ。

 ただ、すっかりCDやラジオを聴くことがなくなり、家のコンポは電源すら入っていない。
 ましてや、元々、私は「旅に出たら、その土地の音を聴く」人で、音楽を持ち運ぶようなことはしない。だから、電車の中で音楽を聴くようなマメなこともしない。
 もっとも、アタマの中で音楽は鳴り響いているので、改めて聴く必要もないんだけど(アウトプット出来ず、他の人に聞かせられないのが残念だけど)。

 音楽が「聴くだけのもの」から、「五感で感じるもの」へと変化したのかもしれない。変化というか、元来、音楽は録音など出来ず「自ら足を運び、ライブで見て、聴き、体感する」ことしか出来なかったので、元に戻っただけなのかもしれないが。

 音楽ネタということで、1つ:ファンに見捨てられたバンド

 「ミステル」

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2005/10/24

バ助っ人・ボール 

 本條秀太郎さんの端唄を聴きに、紀尾井ホールに行く。

 本條さんは、芸術選奨文部科学大臣新人賞にも輝いた、三味線・本條流の家元。知己を得てから10年位になる、音楽家としても、人生の先輩としても、とても信頼の置ける方の1人だ。
 本條さんとの出会いは、とある民謡の仕事だった。私にとって民謡、というか、いわゆる“ド民謡”(意味もなくステージで晴れ着を着て歌ってる、時代遅れで下品な雰囲気のやつです)は、正直、生理的にかなり辛い音楽分野だ。
 しかし、本條さんと仕事するうちに、「歴史や伝統」と「音楽的ディレクション」は共有出来ることに気付き、それが本業の私にとっては、その仕事自体はとても楽しい仕事になった。

 既成概念を離れて「普通の人々」の歌声を聴くと、無条件に心に響く。北海道の漁師さんが歌う「江差追分」、沖縄の古老が歌う「安里屋ユンタ」などなど。どれも、生命と体温を持つ、人間が生きる誇りが込められた、心の歌だ。
 そこには、醜い型に無理矢理填められた、田舎の温泉旅館の安い演芸ショーと何ら変わりのない、“ド民謡”が持つ胡散臭さなど微塵もない。
 その時気付いた真理が1つ。
 「音楽は、人々が自然に口ずさまなくなった瞬間に、命を失う」
 無理矢理作ったご当地ソングの数々の死屍累々を見れば、それは瞬時に理解できるでしょ。

 特に“ド民謡”の世界などでは、「師匠」という座にふんぞり返って、「伝統芸能継承者」としては勉強不足、「音楽家」としては力量不足という、救いようのない「権威主義者」が君臨し、衰退を招いていると思う。まあ、それはどの世界でもそうかもしれないけど。
 知れば知るほど民謡は自由なものなのに、そんなことをしているから、本来持っている自由闊達さを奪われ、呼吸をしない標本の化石と同じになってしまった。

 そんなことを思いつつ、端唄を聴いて、江戸時代の人々が如何に音楽の中に自由を込めていたのかを感じていた。端唄は、江戸にあった「外国人宿泊所」から聴こえてくる海外の音楽も採りこんでいた(そういえば、朝鮮や琉球の通信士だけでなく、シーボルトなんかも江戸まで来てるしね)。
 見方を変えれば、日本の伝統音楽は、太鼓や雅楽など1000年以上の歴史を持つものから殆ど全て、それぞれの時代の世界的最新流行音楽の要素を内包しているとも言えるのだ。
 現代に自由が溢れすぎているから、逆に発想が硬直化しているのかもしれないとも脳裏を過ぎった。

 日本の伝統音楽の中に、人類の軌跡が凝縮されていることを感じつつ、1つ:外国人選手ばかりのスポーツ

 「バ助っ人・ボール」 

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2005/10/22

デーブ・暗く・廃部

 石井竜也さんのデビュー20周年パーティーに行く。
 石井さんとは昨年、アート作品をソニー乃木坂スタジオの中に「これでもか!」というくらい飾り、渡辺香津美さんのギターで「ムーンリバー」を歌って頂いた。
 「あの評判がいいんですよ」と聞き、かなり嬉しい。

 マクドナルドの原田泳幸社長に続いて、堺正章さんが抱腹絶倒の祝辞を贈る。実は、堺さんは私が駆け出しの頃に大変お世話になった方。久々にご挨拶したが、緊張した。
 来賓は、久保田利伸さん、稲川淳二さん、財前直美さん、筑紫哲也さん(本番前ですが飲んでました)ら、錚々たる顔触れ。当然のことながら、玄関にもズラッと花が並んでいた。
 石井さん。また、感性をくすぐるような仕事をしましょう!

 音楽ネタで1つ:デーブ・スペクター氏が根暗すぎて潰れたバンド

 「デーブ・暗く・廃部」

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2005/10/10

東京ウオッカー

 サントリーホールに「羽田健太郎 音楽家生活35周年記念コンサート」を聴きに行く。
 ハネケンさんとは駆け出しの頃からかれこれ十数年お付き合いさせて頂いているが、音楽性や技量は勿論のこと、人柄もとても素晴らしく、本当にお世話になっている。

 余談だが、私が3歳の時から習っていたピアノの恩師が、ハネケンさんの桐朋学園時代の同級生だったらしい。
 これも余談だが、大変なダジャレの名人であることは有名だが、ハネケンさんがどうしてもかなわなかったのが作曲家の池辺晋一郎さん。その池辺さんと、数年前に札幌・ススキノのスナックでダジャレ・バトルをしたら、私が勝った(同席していた酔っ払いと、スナックのママが証人)。
 ∴私はハネケンさんよりクール・ギャグが勝っているということである(...)。

 閑話休題。
 プログラムは、前半が「弦楽のためのアダージョ」(バーバー)、ピアノ協奏曲へ調(ガーシュウィン)、後半がショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」と、重いものばかり。神奈フィル相手に弾き振りあり、タクトを持って指揮することあり、大変な仕事量だった。
 終演後のレセプションで挨拶したら、さすがにクタクタのご様子。
 これからもお酒を控えめにして、お体を大切に音楽活動を続けてください! 

 お酒控えめということですが、アル中のための東京情報誌もあるということで、1つ:

 「東京ウオッカー」
 (アル中まではいかないけど酒浸りという方には「びあ」というのもあります)

 

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2005/10/09

YAZAWAちゃん

 溜池の東芝EMIに伺い、札幌時代にお世話になったKさんとランチしながらいろいろと四方山話をした。他社とはいえ、昔から知っていた方がまだいると嬉しくなったり、去っていると切なくなったりする。生憎、会議や打合せなどであまりお会いできませんでしたが、また行きます。
 戻ってから、矢沢永吉と宇多田ヒカルの新曲を聴く。
 矢沢さんは爽快で一直線なロックナッバー。志の潔さと溢れ出る情熱が伝わってくる。
 ヒカルさんはヒットを狙わずとも、ほとばしる才能が人を惹きつけるのだと思う。

 永ちゃんの曲を聴いていいたら、自然と縦ノリになっていたので1つ:
 柔道の強いロッカー

 「YAZAWAちゃん」

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2005/10/05

ブレイ

 サントリーホールに、札響(札幌交響楽団)東京公演を聴きに行く。
 札幌にいた4年間、本当にこのオケとは深く関わった。元々、私の父がオケマンだったので(アマチュアだけど)、オケの人がどんな人かは感覚的によくわかる(私も幾つかのオケにいたので)。
 だから、ここ数年の札響の紆余曲折を知っている者としては、前とは比べ物にならないくらい良い響きになったことに、正直、感慨無量だ。9.11とロンドン公演や、こどもの日、ベートーベン・チクルス、自然と音楽、CD化、尾高忠明さんとのヨーロッパ取材...何の縁もゆかりもなかったオケが、気が付けば人生の一部分を占めてしまっているというのも、これもまた人生いろいろなんですかね。

 北海道の音楽ということで、1つ:失礼なバンド

 「ブレイ」

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2005/09/30

禁句クリムゾン

 午前中、北中正和さんと打合せをする。
 実は10月から、日本の音楽を様々な切り口で全世界へと発信していく仕事を始めるのだが、その音楽アドバイザーが北中さんなのだ。この打合せは、正直、かなり楽しい至極の時。たまにはこういう打合せもアリだと思う。

 以前も指摘したが、日本で作られる音楽の99.5%は日本国内で消費されている。ひとえに市場が世界第二位の規模を持っているからで、それはそれで誇るべきことなのだが、長期的な視野を持てば、フロンティアである海外市場を狙うのは必然のような気がする。
 それにしても、言葉などの堅い障壁があるとはいえ、一部の人々を除いて、いままで日本の音楽を輸出しようという動きが殆どなかったのは、やはり不思議だ。
 ここ暫く本当に数多くの日本の音楽を聞いているが、以前に比べて、実に多種・多様・多彩・多元である。肩の力を抜いて、視点をちょっと変えれば、何か違うものが見え、聴こえてくる気がする。
 「日本を全面に出すか、グローバルスタンダードに従うか」。たぶん、そのどちらかを徹底すれば、活路は見出せるのかもしれない。そう考えると、世界進出に足りないのは、実はプロデューサーなのかもしれませんね。

 とはいえ洋楽人間なので1つ:
 放送禁止用語を連発するバンド

 「禁句クリムゾン」

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2005/09/14

ピン子・フロイド

 ここ数年、ミュージシャンたちと様々な形で関わり、共に何かを作り上げる機会に恵まれ、本当に幸せである。また、直近の1〜2年は、日本の新しい音楽に触れる機会が多く、Jポップからトラッドからジャパレゲから、どんなものでも、なんでもござれ状態になってしまった。先日、私の母校の後輩の前で講演する機会があったのだけど、ティーンエイジャーの音楽話もほぼ完璧に理解した。どんなもんだい!

 とはいえ、実は根は洋楽人間。子供の頃はオーケストラの練習場やホールの袖が遊び場でクラシックばかり聴いてたし、家に帰ればラジオ抱えてFEN聴き、週末になれば小林克也さんがVJの「ベストヒットUSA」に心揺さぶられていたものである。というわけで、いまだに携帯の着メロは洋楽、それも70年代モノ。実は同時代体験は80年代以降なんだけどね。

 ちなみに、携帯電話の着メロは、ルー・リードの“walk on the wild side”。携帯メールの方はジェネシスの“watcher of the skies”。まさか、同じ方はいないでしょう!?

 音楽話の勢いで1つ:泉ピン子がリーダーのバンド

 「ピン子・フロイド」

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2005/09/10

着ゲロ

 海外への“日本の音楽”の配信についての打ち合わせをする。

 烏賀陽弘道さん著の「Jポップとは何か」(岩波書店)によると、日本で作られた音楽の99.5%は、日本国内で消費されているという。本格的に「日本の音楽を世界で売ってやろう」という発想は、メディアの側にも未だ殆どないのです。

 ∴見方を変えれば、地球上のあらゆる場所が、日本の音楽にとってはフロンティアの市場というわけ。どうなることか解りませぬが、オモシロそうなことは確か。

 音楽配信の未来を考えつつ、1つ:あまり利用したくない携帯サービス

 「着ゲロ」

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2005/09/08

浪人グ・ストーンズ

 台風14号といえば、先週末、前線が東京の川を氾濫させていたちょうどその頃、埼玉県狭山市で開催されたハイドパークミュージックフェスティバルの会場にいました。バケツを引っくり返したような豪雨を全身に浴び「あー、参ったなぁ...」と落胆していたところ、ラストを締めくくる細野晴臣さんの出番が近づくにつれ、みるみる上がる雨の粒。まさに奇跡。

 細野さんは、最も敬愛するミュージシャンの1人。自分にとって記念碑的な仕事も幾つかご一緒させて頂いています。今回は、ここ数年親しくさせて頂いているmicabox(三上敏視)さんも共演。寒いのも何のその。会場の片隅で、嗚咽してました(心の中で、ですが)。

  しかし終演後、ドロドロ+ズブヌレの集団が大挙して西武線に乗り込んできて、他の乗客はさぞかし驚いたでしょうね。

 ウッドストックの時代の香りを感じつつ、1つ:受験に失敗したバンド

 「浪人グ・ストーンズ」

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