2006/10/05

どこでもポア

 ミッキー吉野さんと打ち合わせする。
 時に話が拡がりつつ、ミッキーさんの心の境地の穏やかさ、しなやかさに感嘆する。
 音楽家というより、思想家と話をしているようだった。
 
 夜、ワーナーミュージックのFさんに再度招かれ、BONNIE PINKさんのライブに行く。
 AXの時より熱気溢れ、スケールアップしていた。
 本当に音楽が好きなんですね、彼女は。
 雲間を突き抜けて青空の光線を一身に浴びているような感慨を得る。

 ところで、もう話題になっていると思うけど、C.C.レモンホール(「元」渋谷公会堂)って、いつになったら違和感がなくなるか、誰か予言する人いませんか?
 ゴツいロッカーや、渋いフォーク歌手や、派手な外タレが、「次はC.C.レモンホールで!ヨロシク!」とか言って、素直に「おぉ、クールだぜ!」て思える日が来るんでしょうか。
 確かにエントランスは綺麗になってましたが、まるで浴場だけリニューアルした温泉旅館みたいでした。

 名前は大切ということで1つ:
 あったら怖いドラえもんの道具。

「どこでもポア」

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2006/09/12

ちょい猿オヤジ

 今年のアーカイブス、第2弾。

 いまをときめくBONNIE PINKと仕事した。
 打ち合わせの際に感じた率直な思い。彼女はとても繊細で、頭のいい女性です。英語もペラペラ(京都出身で、大阪教育大学卒)。
 音楽界でこのような感じの「タレントのある方」が能力を発揮するには、周囲の理解者と、本人の「外堀・内堀を固める」意識が必要なのでしょうね。髪がピンクだった時代の彼女の姿を思い浮かべながら、1時間位の時の中で、そんな感慨に耽ってました。
 「A Perfect Sky」のヒットおめでとう!
 ちなみに12日にShibuya AXでライブがあるので、私は行きますよ!

 ※この「クールギャグ」は本文とは関係ありません。また、私の親友のデーブ・スペクターのコルベットが焼けたことについての取材もお断りしていますが、コメントは出しますよ。

 イケテないオヤジの総称ということで、一つ。

 「ちょい猿オヤジ」

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2005/11/16

無事テレビ

 溜池の東芝EMIで、打合せをする。
 『仕事』というと、ガッチリと固まったものをイメージするのが普通だが、私の場合は「まだ企画段階なんですけど...」というところから、信頼の置ける方に相談するところから始めることが多い。いわゆる「ブレスト」(『平泳ぎ』ではなく、『ブレーン・ストーミング』)である。
 思いがけず長居になってしまったが、雲の合間から挿す光みたいな時間を過ごす。

 帰り際、赤坂のTBSの側を通る。
 学生最後の年(大学5年生の時...ちなみに私は2つの専攻過程を経ていて、2つの学科の同窓会に入っている。価値はないけど)、TBSの入社試験を受けて四次試験まで通ったところでアクシデント(予期不能な完全な人災)が起こり、いまの会社に入った。
 当時、就職活動など殆どしなかったのに、他の企業からも内定を頂き、幾つかの選択肢はあった。
 正直に言うと、会社勤めは向いてないと思ってたし、いまだに向いてないと思う。大学院進学を勧めてくれた教授もいたし、「こうやって生計を建てられたらな」という思い(いま思うと稚拙だけど)もあった。
 ただ、それを打ち破り進むだけの「根性」も、「才覚」も、「自信や経済的な裏付け」も、その当時の自分にはなかった。「人間は制服を信用する」という心理学者の言を借りれば、中退でもいいから大学院という制服を纏えばよかったのかもしれない(まだ、その気になれば着れそうだけど...)。

 それぞれの岐路で、自分なりには悩んで、結論を出してきた。その1つ1つは最善ではなかったかもしれないけど、言い訳は出来ない。
 なんてね。本音を言えば、たくさん言いたいけど。例えば、「根拠のない自信」を振りかざし、うまくいかないと他罰に帰結出来る人を、心底、羨ましいと思う。俺だって、他人のせいにしたいこと、いっぱいあるよ!明らかに自分の責任ではないことも沢山ある。
 もっとズルければ、現世的な眼前の利益(具体的に言えば落ちている10円)は拾えたかもしれないし、他人の足を散々引っ張ることが出来たかもしれない。
 ただ、信頼している先輩が評したように「自分に優しく、他人に『無関心』」なんで...這い上がろうというコンプレックスの塊のような、才覚も能力も見る目も無いけど上昇志向や権威主義だけは強いというような輩とは、永遠に解り合えない。
 「お人良しすぎる」と評した別の先輩もいたなぁ...
 
 そんな愚痴を心で言いつつ、地下鉄で帰る。同じような言葉は、殆どの人の心に響いているに違いないと思いつつ。地下鉄が、コンテンポラリー感覚を得る場ではなく、息苦しく感じるようになったのは、いつからだろうと考えながら。
 階段を降りる前に見たTBS会館の跡地が、まるでグラウンド・ゼロのようだった...

 株の買収を仕掛けられた民放といえばということで、1つ:

 「無事テレビ」
  

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2005/10/20

横浜税ブリッジ

 横浜トリエンナーレで、総合ディレクターの川俣正さんと話をする。
 川俣さんと最初に会ったのは、まだ川俣さんが東京芸大の教授だった、ある冬のこと。美術学部のオープンカフェで凍える夜に熱い話をしたのだけど、翌朝、やっぱり見事に風邪をひいて寝込んでしまった。

 久しぶりにお会いした川俣さんは、筋骨隆々。あんなに忙しそうなのに、いつウェイト・トレーニングをしているんだろう?私はウェイトをあまりしなくなったら、見事に「両国系」になった。1週間に5000m、1年に200キロは軽く泳いでるのだが、生まれ持った体質には全くもって逆らえない。あーあぁ。

 横浜トリエンナーレは「空想力の遊園地」。コンピューターゲームのようなヴァーチャルな空想感覚は得られないけど、日常からの遊離のような精神的フレアー感覚は得られる。
 ああいうところで遊ぶ子供は、自分の足元からヒントを見つけるような成長を遂げるような気もする。何となくだけど。

 ちなみに、川俣さんの故郷は北海道三笠市。川俣さんと話すたびに、4年前の夏に三笠市の桂沢湖で、濃厚な仕事をしたことを思い出す。富良野に行く道すがらにある、恐竜像が聳え立つ人工湖です。
 私は横浜市中区の生まれなので、山下埠頭辺りの空気が、何故か一番体にフィットする。やっぱり生まれた街はいいですね。

 横浜の風景を変えた橋をシニカルに見て、1つ:多額の税金で作った橋

 「横浜税ブリッジ」

 

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2005/09/15

狂乳病

 docomomoの方達と、現代建築を素材にしたメディア展開の打合せ。docomomoとは携帯電話会社ではなく、Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movementという長ーい団体の略称で、簡単に言うと、20世紀の建築を文化遺産として保存し、後世に伝えていくことを目的とした世界的な組織。まだ何も具体化していないけど、雲の切れ目から光が射すような、夢のある話をする。

 その後、竹松舞さんと打合せ。彼女は、プロのハーピスト、現役医大生(心臓外科を目指している!!!)、英語ベラベラ、キュートなルックスという才女。個人的には、二足どころか、イメルダ夫人を上回るくらいの数の草鞋を涼しい顔して履きこなしてほしいと思う。

 医学の話が少し出たところで、1つ:スイカップが罹患した病気

 「狂乳病」

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